みどりのラー油

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ふるさとの良いものを新しいカタチでお伝えしたい。

みどりのラー油

真冬になれば4mの雪に閉ざされる小千谷塩谷地区。
その土地でなければここまで立派に育たないと言われる大ぶりのかぐら南蛮。
その鮮やかな色とさわやかな辛さをラー油に凝縮しました。
塩谷農家と小千谷農業関係者の全面的協力を得て初めて世に出たみどり色のラー油です。
新しくてどこか懐かしい。香り立つさわやかな辛さをどうぞご賞味ください。

特徴

  • 新潟県小千谷市の特産品変わり唐辛子「かぐら南蛮」から色と辛みを取り出した、みどり色のラー油です。
  • かぐら南蛮特有のすっきりとしたさわやかな辛さです。
  • 少し遅れてくる辛みが素材の良さを引き立てます。
  • きれいなみどり色が料理の色合いを際立たせます。
  • 小千谷市の商業・農業・工業連携商品です。
特徴
いつものメニューが変わる。美味しさを引き出す魔法の一滴。

いつものメニューが変わる。
美味しさを引き出す魔法の一滴。

  • いつものスープやラーメンなどに数滴垂らすと劇的な味の変化を楽しめます。
  • 鍋物や冷や奴、そばうどんの薬味としてもお使いください。
  • トマトとモッツァレラのカプレーゼなど、オリーブオイルの代わりにも。
  • 生野菜に塩とラー油をかけて、ちょい辛サラダのできあがり。

かぐら南蛮とは

新潟県小千谷市塩谷地区で栽培される独特な南蛮(とうがらし)。
肉厚、大型で、さわやかな辛味が特徴です。
ごつごつした外観が神楽の面に似ていることから
「かぐら南蛮」と呼ばれるようになりました。

かぐら南蛮とは

きっかけは中越大震災だった

小千谷の力になりたい
2004年10月、小千谷が衝撃に包まれました。
中越大震災です。多くの死傷者が発生、家屋の全半壊や山崩れなど、事態は深刻でした。
わたしたち、「わたや」も大きな被害にあいながらも、必死に復興活動を始めました。「小千谷の名産をつくってまちを盛り上げたい」、そんな思いを抱えるなか、地元の農業組織「農楽」が、”かぐら南蛮”をパウダー状にして加工していることを知ります。
かぐら南蛮は独特のさわやかな辛みと風味があり、鮮やかなみどり色はそのままに蕎麦つゆの薬味にもぴったりだったことから「みどりのラー油」を製品化する決意を固めました。とは言え食品加工はシロウト同然。その日からわたしたちの挑戦が始まりました。

きっかけは中越大震災だった

本当の復興、かぐら南蛮で名産を

みどりのラー油作りにはもうひとつ、復興へ向けた意義があります。
かぐら南蛮を栽培している塩谷地区は、震災の影響で修復が難しいくらい畑が荒れてしまいました。「塩谷地区のかぐら南蛮で商品をつくり、原料生産を依頼する」というのは、農業を復活させて自立するための、大きな一歩です。
販売までの道のりは長く、製造工場を開拓し、同じ風味の色合いのラー油を作るために試行錯誤を重ね、1年がかりで納得いくものに仕上げました。うまみの強いさわやかな辛さの、これまでにない新感覚調味料「みどりのラー油」の完成です。
今では小千谷を代表する自慢の名産のひとつになっています。

かぐら南蛮の種まきから収穫、加工まで地元の手で

塩谷地区は山に囲まれた冷涼な土地。朝晩の寒暖差が大きいため味が濃くておいしい野菜が育ちます。農家生産者グループ10名が、力を合わせてかぐら南蛮を栽培しています。

  • ①種まき
    ①種まき
    発芽させて1~2cmの高さになるまで育てます。
  • ②ポット移植(5月上旬)
    ②ポット移植(5月上旬)
    本葉10枚以上の、丈夫な根を張った苗にします。
  • ③畑植え付け(6月上旬)
    ③畑植え付け(6月上旬)
    近隣で飼育されている小千谷闘牛の”牛糞肥料”が良い土作りのヒミツ。苗を植えたら支柱を立てて固定し、追肥や摘芯をしながら生長させます。
  • ④収穫(8月中旬~9月下旬)
    ④収穫(8月中旬~9月下旬)
    一株から約40個のかぐら南蛮が獲れます。長期間収穫できます。
    収穫したら、いよいよラー油づくりへ。小千谷市の農業組合「農楽」にておいしさを凝縮した乾燥粉末にします。そして、独自配合の油など副材料をくわえて、みどりのラー油を仕上げます。
  • ⑤種・ワタ取り
    ⑤種・ワタ取り
    かぐら南蛮をよく洗って、辛みのある種とワタを取り除きます。手作業で一つ一つていねいに行います。
  • ⑥スライサーがけ
    ⑥スライサーがけ
    専用機械で薄くスライスして、トレイへ均等に並べます。
  • ⑦乾燥
    ⑦乾燥
    低温で15時間乾燥させ、水分がほぼないカラカラの状態にします。
  • ⑧粉ひき
    ⑧粉ひき
    粉砕機に入れて、細かい粉末状にします。このかぐら南蛮パウダーに、大豆油や菜種油などをまぜて加熱すれば「みどりのラー油」の完成です。